
-私たちの思い-
代表メッセージ
理事長 斎藤 縣三
わっぱの会は、障害がある方もない方も分け隔てなく、共に暮らし、共に働く場を提供することを理念とし、1971年にその歩みを始めました。当初は非常に限られた資金や空間の中で活動を展開していましたが、仲間と共に力を合わせ、行政との交渉や署名活動、さらには市庁舎前でのハンガーストライキを通じて、新たな道を切り開いてきました。このような困難を乗り越える中で育まれてきたのが、「みんなで働き、みんなで暮らす」というわっぱの会の理念です。
1984年には、私たちが自ら生み出す仕事として、無添加パン「わっぱん」の製造・販売を開始しました。安全で美味しいパンとして多くの方々に支持され、大きな成功を収めることができました。この活動を通じて、重い障害を持つ方もパンづくりに喜々として、みんなの一員として働ける場を実現することができました。
私たちはパンづくりにとどまらず、菓子づくりや店舗経営、農業、リサイクル事業、うどん製造など多岐にわたる事業を展開しています。これらの活動を通じて、障害のある方もない方も全員が平等に働いた賃金をみんなで分ける、能力によって差別することなく受け取る仕組みであるわっぱの会独自の給与制度である分配金を受け取り、自立した生活を送れる仕組みを築いてきました。学歴や年齢、能力に関係なく、すべての人が支え合い、分かち合える社会を目指して取り組んでいます。
現在、私たちは「福祉的就労」や「一般就労」とは異なる、新しい働き方のモデルづくりを目指しています。イタリアの社会的協同組合を参考に、「社会的事業所」という第三の道を進め、障害のある方だけでなく社会的不利を抱える方々も共に働ける仕組みを構築しています。この取り組みを通じて、互いに支え合い、経済的にも持続可能な社会の実現を目指しています。
わっぱの会の理念に共感し、私たちと共に新しい未来を創っていきたいと思う皆さまのご応募を心よりお待ちしております。


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